カランコエ・フェドシェンコイ:育て方と栽培ガイド
概要
カランコエ・フェドシェンコイ(通称:ラベンダー・スカロップス)は、マダガスカル原産の多肉植物です。へりがギザギザした斑入りの葉と鮮やかな鐘型の花が魅力で、初心者でも育てやすく、温帯気候では室内・室外どちらでも栽培できます。
基本的な育て方
光: 室内では明るい半日陰、室外では木漏れ日や午前中の日光を好みます。直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。
土: 多肉植物・カクテス用の通気性・排水性バツグンの土を使います。パーライト・軽石・粗めの砂を50%以上混ぜると安心です。
水やり: 土が完全に乾いてからたっぷりと与え、次の水やりは再び土が乾くまで待ちます。葉が少ししわしわになったら「のどが渇いた」サインです。
温度・湿度: 16~29 ℃が適温で、氷点下は耐えられません。冬は室内へ回しましょう。湿度は普通の室内(40~50%)で十分です。
肥料: 成長期(2月下旬~8月頃)の2週間に1回、観葉植物用液体肥料を指定量の半分に薄めて与えます。
カランコエ・フェドシェンコイの主な品種
- ‘オーロラ・ボレアリス’: 葉縁がクリーム色で、強い日光を受けるとピンクに染まる
- ‘バリエガタ’: クリームと赤の斑入り葉、こんもりとした樹形
- ‘マジェスティック・スカロップス’: 青みがかった緑の広葉に、日向・乾燥で赤いギザが浮き出る
剪定
花が終わったら株をカットして新芽を促します。枯れた枝や傷んだ葉は年中取り去ります。感染予防のため、鋭く消毒したハサミを使いましょう。
増殖
茎挿し・葉挿しのどちらも手軽に成功します。
茎挿し手順
- 葉数枚以上、長さ8cm程度の健やかな枝を選ぶ
- 葉の付け根の少し下で斜めにカット
- 日陰で2~3日傷口を乾かしてカリス化させる
- 多肉植物用土に挿して、切口を下に向ける
- 根腐れを防ぐため、少量の水を与える程度に抑える
葉挿し手順
- 親株から丈夫な葉を一枚外す
- 日陰で2~3日傷口を乾かす
- 葉を土の上に横置きにする
- 表面を霧吹きで軽く湿らせる
- 週に1~2回程度、土が乾かないよう軽く水やりしながら数週間置く
- 葉縁にこぼれだした子株が根付いたら、小さな鉢に植え替える
植え替え・鉢回し
2年に1回程度、ワンサイズ大きい鉢に植え替えます。葉が簡単に取れるので丁寧に作業しましょう。テラコッタ鉢は余分な水分を逃してくれるため最適です。必ず排水穴を確かめ、水受けにたまった水はすぐに捨てましょう。
主な病虫
紅蜘蛛、ウワバカイガラムシ、粉虱などの害虫がつきやすく、水やり過多による根腐れや白粉病も起こり得ます。
開花
開花までには数年かかることもあります。一度開花すると親株は枯れますが、こぼれ子や株分けで次世代が残ります。花芽を分化させるには数週間、毎夜12~14時間の完全な暗闇が必要です。屋外では自然に、室内では照明を調整して再現します。
花の見どころ
鐘型の花は外側が赤茶、内側が赤い花びらで、赤みを帯びた花柄から房状に垂れ下がります。蜂鳥や蝶を惹きつける蜜が詰まっています。
よくあるトラブル対策
- 葉に白い粉: 白粉病。該当部を取り除き、葉に水をかけないよう土の面に直接水やりする
- 葉がしわしわ: 水不足。土が乾いたらたっぷりと水を与え、乾き具合をチェック
- 茎が茶色くトロトロ: 過湿による根腐れ。健全な部分を切り取って新たに挿し木増殖する
FAQ
- カランコエ・フェドシェンコイは花を咲かせますか? はい、適切な管理で赤茶の花を咲かせます
- 別名は? ラベンダー・スカロップス、ブリオフィルム・フェドシェンコイ
- 室内で育てられますか? 明るさと温かさ、適切な水管理ができればOK
