自宅での石綿タイルの見分け方と対処法
石綿フロアタイルとは?
石綿フロアタイルは1950年代から1980年代にかけて広く使われていました。ビニール素材に石綿という鉱物を混ぜることで耐火性・耐久性を高めたタイルで、キッチン・廊下・土間などの頻繁に足の運ぶ場所に多く施工されました。
石綿タイルの見分け方
石綿タイルかどうかを判断するには以下の方法があります:
- 施工年代:1952~1986年に設置された床材は石綿を含む可能性が高い。
- 設置場所:キッチン・廊下・土間などの高頻度使用エリアに多い。
- ブランド名:当時のビニールタイルで石綿が混入していた代表的メーカーはArmstrong、Congoleum-Nairn、Ever-Wear、KenTile、KenFlex、Montgomery Ward、Sears & Roebuckなど。
- 重ね張りの下調査:複数層に張ってある場合、下の層に石綿タイルが隠れていることもある。
- 実験室での分析:最も確実なのは試料をプロの検査機関に送って分析してもらうこと。
石綿タイルの処理・除去
石綿タイルが残っている場合、まず「こすらない・割らない・削らない」ことが鉄則です。タイルに亀裂や欠けがなく、状態が良好ならば上から新しい床材を被せて封じ込める方法が最も安全です。撤去が必要な場合は必ず石綿専門の認定業者に依頼してください。
自分で石綿タイルを取り除く場合
どうしてもDIYで行う場合は以下の対策を厳守してください:
- 作業エリアをシートで密封し、石綿繊維の飛散を防ぐ。
- 保護服・防じんマスク(P3規格)を必着用。
- 常に水を撒って粉じんを浮遊させない。
- タイルは可能な限り割れないよう一枚ずつ慎重にはがす。
- 汚染したタイル・資材は密閉コンテナに入れ、指定の最終処分場へ。
石綿タイルの上に新しい床を張る
石綿タイルを撤去せずに上張り工事を行うこともできます。注意点は次の通りです:
- 石綿タイルを研削したり研磨したりしてはいけない。
- セラミック・ポーセレンタイルを張る場合は、まずセメントバッカーボードを敷く。
- ラミネートフロアを施工する際は、薄い合板の下地板を張る。
- 無垢・複合フローリングは石綿タイルの上に直接貼り付け可能。
追加のヒント
- 床材に石綿が含まれているか不安な場合は、まず検査機関に分析を依頼する。
- 石綿タイルの撤去が必要な場合は、必ず専門の除去業者へ相談する。
- 石綿タイルの上に新しい床を張る際は、繊維を飛ばさないよう十分な注意が必要。
