よくある雨樋のトラブルとDIY修理法
雨樋のオーバーフロー
雨樋から水があふれるのは、水がダウンスポウトを通らずに端からこぼれる状態です。詰まり、寸法不足、施工不良が原因になります。
- 詰まり: 落ち葉や小枝などのゴミが雨樋やダウンスポウトを塞ぎ、オーバーフローを引き起こします。詰まりを防ぐため、定期的に清掃してください。
- 寸法不足の雨樋: 想定される水量に対して雨樋が小さい場合もあふれます。頻繁にオーバーフローする場合は、大きな雨樋への交換を検討してください。
- 施工不良: 勾配や支持が不適切だとオーバーフローの原因になります。雨樋がダウンスポウト側に下向きになるよう勾配を取り、ファシア板に確実に固定されていることを確認してください。
雨樋オーバーフローの修理法
- サイドに水を均等に流すディバーターを設置する。
- サイズ不足のダウンスポウトを大径に交換する。
- 雨樋の後ろ側に水があふらないよう、ガーターアプロンを設置する。
下垂した雨樋
雨樋ハンガーが緩んだりファシア板が腐ったりすると雨樋が垂れ、水が溜まってさらなる損傷を招きます。
- 緩んだ雨樋ハンガー: ガタツキが出たスパイクを打ち直して雨樋を固定する。
- 腐ったファシア板: 腐ったファシア板をPVCなど耐久性の高い新しい板に交換する。
- 仮修理: 雨樋の裏側とファシア板の間にプラスチックのクサビを入れて水平を取る。
緩んだダウンスポウトの補強
緩むと雨樋や壁面から離れ、水がもれる原因になります。
- 雨樋側: ダウンスポウトドロップアウトレットを雨樋に嵌め、雨樋シーラントで止水後、雨樋ビスで固定する。
- 住宅側: ダウンスポウトを壁にガターストラップで固定する。
雨樋の漏水修理
継ぎ目、エンドキャップ、穴、離れたジョイントなどから水が漏れます。
- 継ぎ目: 両面に新しいシーラントを塗布する。
- エンドキャップ: 軽く打ち戻してから雨樋シーラントで止水する。
- 穴: フラッシング材からパッチを切り取り、雨樋シーラントで貼り付ける。
- 離れたジョイント: スリップコネクターを再取付するか、雨樋を軽く叩き戻す。
詰まりの除去
落ち葉・小枝などが詰まると水が流れず、オーバーフローやその他の損傷を引き起こします。
- 雨樋へのアクセス: ハシゴを使って詰まり箇所を特定する。
- 詰まりの除去: ホースで流すか、ダウンスポウトのエルボを外して個別に清掃する。
- 再詰まり防止: ガードを設置してゴミの進入を防ぐ。
勾配の修正
水がスムーズに流れるよう、雨樋はダウンスポウト側へ勾配を付ける必要があります。勾配が不足すると水が溜まり損傷します。
- 雨樋の撤去: ブラケットを含めて雨樋を一旦外す。
- 適正勾配での再取付: 水平10ft(約3m)あたり垂直1/8~1/2インチ(3~12mm)の勾配が出るようブラケット位置を調整する。
- ファシアの交換: 損傷・腐朽している場合は再取付前に交換する。
ガター・ガードの設置
ガードを設置することでゴミの進入を抑え、詰まりやオーバーフローのリスクを軽減します。
- 適切なガード選び: メッシュ式または一体式のカバーを雨樋上部に取り付ける。
- ガードの固定: ブラケットや専用留具で確実に固定する。
破損部の修理
破損・変形した部分を交換・補修します。
- スパイク・ブラケット: 反ったスパイクを外し、ファシアハンガーブラケットに交換して強固に吊るす。
- 無継ぎ目雨樋の損傷: スリップジョイントを使い、凹んだ部分のみを交換する。
- ダウンスポウト: 傷んだ飛散防止板を、使用時以外は巻き上げられるレトラクタブルタイプに交換する。
- 錆び: 屋根・雨樋修理用テープで錆びた箇所を補修する。
プロに依頼すべきタイミング
以下の場合は雨樋業者への修理・交換依頼を検討してください。
- 住宅が高層で作業高度が高い。
- 損傷箇所が広範囲に及ぶ。
- 高所作業に不安がある。
雨樋の交換目安
雨樋の寿命は約20年ですが、重大な損傷や適切なメンテナンスが行われていない場合は、それ以前の交換が必要になることもあります。
